インプラント
インプラント
当院ではインプラント専門医の歯科医師によるインプラント手術を行っています。
サイナスリフトやオールオン4と呼ばれるような難症例を行ってきた経験豊富なドクターによる施術になりますので、ハイレベルなインプラント治療を受けることが可能です。
設備も充実をしており、世界で最も厳しい基準をクリアしたクラスB滅菌機という滅菌設備やお口の中のデータを3D化し、コンピュータ上で骨や血管や神経の位置などを確認し、手術のシミュレーションを行える歯科用CTを導入しております。
インプラントシステムは日本だけでなく世界的にシェア率も高いオステム社のインプラントを使用しています。インプラント治療は欧米で生まれたものですが、日本人の骨は欧米人よりも骨が弱く細い傾向にあります。
オステムインプラントはアジア・太平洋シェア率NO1であり、アジア人向けの製品開発に力を入れている為、多くの日本人向けの製品が豊富にあり、多くの症例に適応可能のインプラントシステムになります。
歯を失った際の治療には入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントがあります。従来は入れ歯やブリッジが一般的でしたが、近年はインプラント治療が普及し今まで入れ歯以外の方法が困難であった症例やブリッジ治療では予後が悪いと見込まれる症例にも新たな解決策ができるようになりました。
インプラントは生体親和性の良いチタン製の人工歯根を顎(あご)の骨に埋め込み、その土台の上に歯を被せることで、天然歯のような噛み心地と見た目を再現できます。義歯やブリッジとは異なり、健常な両隣の歯を削ることがありません。また咬む力の受け皿となる歯を増やすことができるので他の歯を自身の咬む力から守ることができます。
インプラントは、食事で使用するときの満足感も高い治療とされています。その秘密は「支えの強度」にあります。人間の噛む力は、強く噛みしめたときには、50~60キロもの力がかかるといわれています。天然歯はあごの骨に支えられることで、その力に耐えうるようにできています。インプラントはその天然歯と同じ構造で、硬いものを食べたときの違和感や痛みに悩まされることはありません。気になる方はお気軽にご相談ください。
このような症状でお悩みの方にお勧めです
インプラント治療は残念ながら全ての患者様に必ずできる治療ではありません。インプラントを行うにはいくつかの条件があります。まず、インプラントはあごの骨に人口歯根を埋め込む治療になるため、支えとなるあごの骨が健康であることです。あごの骨が不足している場合は、骨を補う「骨造成」が必要になります。その場合、神経との位置関係や歯周病の進行程度なども評価する必要があります。
また、インプラントは外科手術になるので全身の健康状態が良好である必要があります。持病(心疾患、糖尿病など)がある場合、施術が難しいことがあります。特定(骨粗鬆症の薬等)の薬を普段から飲んでいる方にも難しい場合もあります。
そして術後のケアがしっかりできる方が対象になります。具体的には歯科での定期的なメンテナンスと毎日の丁寧なブラッシングです。インプラントはむし歯にはなりませんが、ケアを怠ることで歯周病に似たインプラント歯周炎を起こし、あごの骨が侵されインプラントがグラついてくる可能性があります。
レントゲンや歯科用CTを使って、顎の骨の状態を正確に把握することから始まります。CT検査ではスキャンしたお口の中のデータを3D化し、埋入する顎の骨の状態(密度、厚み、高さ)や血管や神経の位置などを確認しながら手術のシミュレーションを行います。この検査結果に基づいて最適な治療計画を立案します。内容はカウンセリングで丁寧に説明いたします。カウンセリングでは治療へのご希望やご不安なども伺いますので、遠慮なくお話しください。
インプラントを埋め込む前に、出来るだけ感染症を起こすことがないようお口の中を清掃し、菌の数を減らしていきます。
インプラント体と呼ばれるチタン製の人口歯根を顎の骨に埋入します。
術式は手術を1回だけ行う1回法と、2回に分けて行う2回法があります。
手術では麻酔を使用するため、術中痛みを感じることはありません。
2次手術を終え歯肉の状態が安定したら、型取りを行って仮歯を作製します。この際かみ合わせや舌の違和感、頬を噛むなどの不具合がないかを確認しながら調整していきます。最終的に完成した人工歯を土台に装着して治療は終了です。
インプラントを長持ちさせるには日常の手入れとメンテナンスが大切です。清掃は歯科衛生士が専用歯ブラシなどを使用して指導します。また、定期的にかみ合わせの確認やレントゲン撮影をしてインプラント体の周囲の骨吸収状態などを診査します。
歯科で行うインプラントのメンテナンス